FC2ブログ

ALTOLIVELLO スタッフBLOG

イタリアワイン専門インポーターALTOLIVELLOスタッフの日々の日常を綴るBLOGです。皆様に美味しいイタリアワインを飲んでいただく機会を増やすべく、日々営業中!

イタリアワインのA Te! Vol.3 お婆ちゃんのワインMonbirone

mc-logonew.jpg

こんにちはGIORGIOです。39県で緊急事態宣言が解除されました。
最悪の事態は何とか避けられそうな日本ですが、再び感染が始まらないよう、
しばらくは、おうちワインの流れは続きそうです。
もちろん、我々の住む関東、そして大阪府は、まだまだ緊急事態。
すこし我慢して、おうちでちょっと良いワインを楽しみましょう。


30530961_2127688743915808_7330610714421855747_n.jpg

今日は、お馴染みモンキエロ・ファミリーのお話です。
みんな大好きモンキエロ。ピエモンテ州ロエロDOCGの代表ワイナリーで、
生産者協会の会長も務める若手醸造家(と言われた彼ももう40台半ばです!笑)の
フランチェスコ氏は、来日も多く、明るいキャラクターも相まって、日本でも
人気ワイン生産者ですよね。
そして、2005年にROEROがDOCGになって以来、国内でもDOCGロエロのワイナリーが
数多く輸入されるようになりました。
そんな他社さんの力添えも有り、ROERO自体の知名度はこの10年間でかなり上がりました。
ROEROといえば、まずは。。。アルネイス!
という方も多いと思います。MONCHIEROでは、CECUが非常に人気ですよね。
ランゲ地域で唯一白ワインのDOCGとして認められている
ROERO ARNES 青リンゴの爽やかさを共有する、世界的にも人気なワインです。

では、赤ワインは?
というと、それはPRINTIやSRU、他のワイナリーだとBRICCO RENESIO
ROCHE D’AMPSEJ などのROERO ROSSO。
そう、ネッビオーロから生み出される力強くも柔らかさも持ち合わせる赤ワインです。

DOCG ROEROの葡萄は、この2種類しか認められていないのですが、
MONCHIERO CARBONEで最も歴史のあるワインは、実は別のワインなのです。


MONBIRONE-et.jpgBARBERA D’ALBA MONBIRONE

今日はちょっとこのワインのお話。
MONCHIERO CARBONEというワイナリーはフランチェスコのお父さんのマルコ=モンキエロ氏が
醸造家としてイタリア最大手のGIVのワイナリーでの仕事を退き、故郷のカナーレに戻ってから
スタートしました。これは1990年の事で、当時アルバの醸造学校に通っていたフランチェスコも
当時からメンバーに加わっています。
マルコ側の名字であるモンキエロ。そして、妻のルチェッタの名字であるカルボーネ。
二つの家族が所有してきたわずかな畑でワインを始めたことから、
1990年、モンキエロ=カルボーネという名前でワイナリーがスタートしました。

しかし、モンキエロ家の葡萄作りは実はこれより70年前の1918年に始まっています。
マルコのお婆さんにあたるクロティルデ=ヴァレンテさんが、財産をはたいて、
カナーレの南側、MONBIRONEという丘の葡萄畑を購入します。
夫を第一次大戦に出兵させた寂しさを紛らわすために、この畑の葡萄作りに
生涯を掛けたそうで、元々は同時に営んでいた食堂で提供する程度の
ワインだったそうですが、ワインの美味しさが評判となり、ワインを買い求めに
来るお客さんで賑わったそうです。
MONBIRONEにはSantuario Madonna di Mombironeという教会があり、
全国から巡礼者が訪れます。聖母マリアを祀ったこの教会でクロティルデさんが
ワイン作りに勤しんだというのも、何かのパワーを受けていたのかもしれませんね。


unnamed.jpg
フランチェスコのひいお婆さんにあたる、クロティルデ=ヴァレンテさん(右)


MonbironeMappa.jpg
MONBIRONEは、カナーレの町の南側、SRUにも隣接する。ROEROの正式なCRU名でもある。


028_roero_vigneti_tra_canale_e_cisterna_02.jpg
畑の海抜は300m ロエロの特徴である砂質が強いが、粘土も多く含まれる。2.5haの栽培面積で、バルベラのみを植える。
樹齢は40年ほど。クローンは、他に存在しない、マッサル・セレクション。このクローンを培養して
モンキエロの他の畑にも植える。PELISAになる葡萄も、クローンは全てMONBIRONEのもの。

MONCHIERO CARBONEとしてスタートした1990年代からはマルコ氏、フランチェスコ氏のもと、今の形のMONBIRONEとしてリリースされますが、
畑が増えた今でも、このワインに使われる葡萄は、当時と変わりません。
現在も、蔵に行くと、貴重なボトルを見ることができます。


IMG_6739.jpg
GAJAとBORGOGNOに挟まれて置いてあるのは、BARBERA 1964
上部に小さくMonbironeと書いてあるのが分かります。

日本に輸入されてからの歴史もあるワインですが、ROEROの知名度が上がったがゆえ?なのか。
少し最近、忘れられがち?かもしれませんね。
DOCの括りでいうと、DOC  BARBERA D'ALBAの中に入ってしまいますが、
ROEROのBARBERAは、このMONBIRONEをはじめ、素晴らしいものが多いですよね。

CORREGGIAのMARUN
MALVIRAのSAN MICHELE
など、個人的にはROEROだけのBARBERAのDOCを作っても良いと思います。
砂質土壌が生み出す香りの高さと超熟の酸。
MONBIRONEは、ROERO地域を代表するワインでありながら、
DOCでは、BARBERA D'ALBAに一括りにされてしまうのは少し可哀そうな気もします。


41250484_2402089926475687_2138666805990785024_n.jpg

初夏のカナーレでMONBIRONEを楽しみたいところですが。。。。

95796641_856270561517640_969623497393307648_n.jpg
おうちワインですので、吉祥寺ThePassionさんのタンシチューのテイクアウト。
しっかりタンニンが柔らかくなって、かなりリッチな気分になれます。
イタリアではデミグラスのタンシチュー食べられないしね(^O^)/


今のALTOLIVELLOの在庫は2017ヴィンテージ。
まだ少し早い気もしますが、早めにあけて今楽しむもよし、セラーで寝かせるのも良いと思います。
今週も一週間が終わります。
STAY HOMEで良い週末を!!

スポンサーサイト



  1. 2020/05/15(金) 08:46:54|
  2. イタリアワインのA Te!
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<イタリアワインのA Te! vol.4 ドリアーニの雄 バローロを造る | ホーム | イタリアワインのA Te! VOL.2 PROSECCOはDOCG?>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://altolivello.blog33.fc2.com/tb.php/839-85501f0c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)