ALTOLIVELLO スタッフBLOG

イタリアワイン専門インポーターALTOLIVELLOスタッフの日々の日常を綴るBLOGです。皆様に美味しいイタリアワインを飲んでいただく機会を増やすべく、日々営業中!

イタリア紀行2014 Vol.1 SUVERETO GUALDO DEL RE

先月のイタリア訪問が無かったかのように、BLOGにはフィードバック
されておりませんでしたが、さすがに少しはUPしないといけませんよね。
というわけで、イタリア紀行2014 Vol.1
お盆でお時間のある方のために、書こうと思います。
今回は10日間で8ワイナリーを訪問するという大手インポーターさん並みのスケジュールでした。
昨夏の南イタリアツアーは10日で4ワイナリーだったことを考えても、かなりのタイトスケジュールでした。
訪問1軒目はトスカーナ、スヴェレート地区のGUALDO DEL REです。
スヴェレート、イタリアワイン好きの方はよく耳にする地名だとは思いますが、
実際、場所を説明しろと言われると、結構曖昧じゃないですか?
そこで。。。。。
DOPマップを参照しましょう。
mappadop.jpg
このトスカーナのMAPの、左寄りの真ん中くらいにある赤線で囲まれている30という番号が
SUVERETO DOCGの地域です。
左のオレンジがVal di ColniaDOCGで、2010年まではSUVERETOも
このVal di CorniaDOPに含まれていましたが、2011年にDOCG昇格と共に独立したDOCGとなりました。
ちなみに、この地図でVal di Corniaの北にある黄色いエリア5が、あのBOLGHERIです。

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現在、SUVERETO DOCGエリアには25軒のワイナリー、Val di Corniaには10軒程度のワイナリーが
有るそうですが、GUALDO DEL REのオーナーであるROSSIファミリーがワイナリーを始めた
70年代にはROSSIの他に、3軒くらいしかワイナリーが無かったそうです。
もちろん、DOCが制定されたのも遅く、90年代になってからです。
当時のVal di Cornia DOCの中でも、最も内陸に位置するGUALDOの畑は、海抜60~70m
海から15kmほどの場所に位置し、CASINA、NOTORIと呼ばれる区画が、黒葡萄の栽培に
最適だとされています。
海に近いほど砂が多いVal di Corniaに在って、Suveretoは内陸に位置するため、
粘土と石が砂に程よくミックスされ、バランスの良い土壌が形成されている。
と、ROSSI氏は力説します。

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祖父の代からワイン用のブドウを栽培し、父の代にはROSSI AMANSIOという会社名でボトリングを開始しました。
2haほどのピノビアンコと、3.5haほどのヴェルメンティーノ以外は基本黒葡萄。
もともとは、サンジョヴェーゼ、コロニーノといった葡萄を栽培してきましたが、
80年代後半に、カベルネやメルロといった国際品種も植えました。
90年代に入ると、お隣BOLGHERIのブームの影響を受けて、SUVERETOにも
多くの投資が入ってきました。90年代にはVal di CorniaがDOC認定され、
2000年代には、SuveretoがVal di CorniaのSOTTO ZONAとして表記が認められました。
新しく始めたワイナリーも増えてきましたが、Gualdo del Reの伝統ある葡萄で造られた
ワインの評価も非常に高く、メルロのI'Renneroや、カベルネのFederico Primoなど、
ガンベロロッソ誌をはじめとしたガイドやコンクールでも高得点をマークします。

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赤ワインの陰に隠れてしまってはいましたが、白葡萄もなかなか面白い話が有りまして、
こちらの葡萄、ピノビアンコなのですが、
「何故、トスカーナにピノビアンコを植えようと思ったのか?」と質問したところ、
現オーナーのニコ氏のお父さんが、苗木業者からシャルドネの苗木を買って、植えたつもりが、
良くよく調べたらピノビアンコだった。そうで、
「もうすでに4年程の樹齢になっていて、その葡萄から良いワインが出来ていたので、ピノビアンコを継続する
事にした。」そうです。
このピノビアンコ、今は閉店してしまったトスカーナ沿岸の3大リストランテと呼ばれた「GAMBERO ROSSO」
のオリジナルワインとしても活躍したそうです。
現在はELISEO BIANCOにすべてが使われています。

GUALDO DEL REの所有する畑はすべて4年前からビオロジックの認証を受けています。
ただ、葡萄の栽培方法を変えたわけではなく、
「基本的に祖父の時代から、何も変えていない。除草剤も使ったことは無いし、
ベト病の対策で銅をベースにした薬品を少量使っていたが、これは有機栽培では認められないので、
銅そのものを希釈して使うことになったくらいかな。」

さて、今度はカンティーナです。

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清潔なカンティーナは、整然とタンクが並んでおり、「美味しいワインを作る蔵」の香りがします(笑)

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こちらのダクト、いろいろなワイナリーで見かけますが、SCAMBIATORE DI CALOREと呼ばれる
葡萄の冷却パイプ。白葡萄に主に使うそうですが、収穫時に気温が上がっているときは、黒葡萄にも
使うそうです。葡萄の温度を12℃まで冷却できるそうです。

発酵タンクは当然ながら、全て温度コントロール可能なもので、主発酵はステンレスタンクで。
クリュのクラスでは、MLFはバリックで行い、12~18ヶ月バリックで熟成します。
ベースのワイン以外に、品種ごとの4種類のクリュをリリースしています。
折角ですので、試飲したワインを。。。

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GUALDO DEL RE-mini
SUVERETO GUALDO DEL RE 2010
サンジョヴェーゼ100%

ボルゲリのワインにも通じる森の香りが感じられます。
重たさはあまり感じず、タンニンも軽快です。樽のニュアンスも強すぎず、ミネラルを強く感じます。


Federico I-mini
SUVERETO FEDERICO PRIMO 2009
カベルネソーヴィニヨン100%

バランスの良い綺麗なカベルネです。ピーマンやなめし皮というよりも、
カカオやブラックチェリーのイメージでしょうか。樽の印象も控えめで、
お腹が空いてくるワインですね。


IRennero-mini.jpg
SUVERETO I 'RENNERO 2009
メルロ 100%

90年代には一世風靡したこのワイン。ガンベロをはじめ、評価誌のポイントも
軒並み高いですが、グリップはしっかりありつつも、柔らかく
包み込んでくれる上質なタンニンが特徴です。やはり裏切らないワインですね。

cabraia-mini.jpg
TOSCANA IGT CABRAIA
カベルネフラン85% カベルネソーヴィニヨン15%

こちらのワインは、歴史はそれほど古くなく、2007年が初リリースですが、
非常に良いワインに仕上がっています。
BOLGHERIのPALEOもそうですが、 品種のイメージなんてどうでも良いと
思ってしまう完成度の高さです。


pinot-bianco-eliseo-gualdo-del-re-2013-1.pngrosato-shiny-gualdo-del-re-2013-1.png
他に、ベースのワインが4種ありますが、弊社が扱うのはこの2本。

ELISEO BIANCO 2013 IGT COSTA TOSCANA
ピノビアンコ100%で造られるピシっと引き締まったワインです。ちょっとトスカーナのイメージでは無いくらい美味しいです。

SHINY ROSE 2013 IGT COSTA TOSCANA
1haしかないアレアティコ種で作られる辛口ロゼワイン。アセロラっぽい赤い実の香りが特徴の瑞々しいワインです。


GUALDO DEL REのワインたちですが、しばらくはレギュラー扱いはしない予定ですが、
クリュの4種類は年に1回、バイオーダー形式で輸入予定です。
今年のバイオーダーは8月末にオーダー締め切り。
11月中旬に輸入の予定です。


オーダー案内、価格等は、弊社担当までお問い合わせください。

ELISEO BIANCO と SHINYは少量入荷済みです。

IMG_6596.jpg

たくさんのご予約、おまちしています!

久々にトスカーナのワイナリーのご紹介でした。
皆さんも、是非機会が有れば、GUALDOのワインを試してみてください。


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  1. 2014/08/14(木) 18:26:39|
  2. giorgio
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  4. | コメント:0
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