ALTOLIVELLO スタッフBLOG

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ワイナリー訪問記 vol.6 TERCIC MATIJAZ-3

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再び国境を越えてイタリアへ戻ります。

移動中の車で、ご近所のJoskoさんの畑を通ったら、あの有名なJoskoさんが
畑に出ておられました。カンティーナの庭に、本当に壷が埋まっていましたよ・・・

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さて、こちらの畑はピノ・グリージョの畑。ここは0.5ha程しかないですが、
ピノ・グリージョは他にも数箇所に植えられているそうです。
テルチッチが持つピノ・グリージョの畑の中では最も条件が良いとの事で、
ポンカと粘土が半分ずつくらいの割合で混ざっているとの事。
もちろん、一番条件の良い畑なので、2008年からリリースされた
ピノ・グリージョのクリュ「DAR」には、この畑の葡萄が使われます。

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もともと祖父の代からの畑で、80年代に植えた樹齢の高い樹が多いことも、好条件の一つ。
ただし、現在の低収穫型とは違う部分も多く、畑の改良では苦労したそうです。
この土地は、ポンカと粘土のおかげで、保水が高く、暑い夏でも問題は無いそうですが、
標高の高い場所になると、粘土が少なく、水はけも良くなるので、灌漑が無いと、
最近の暑い夏は厳しいとか。。。

そもそも、COLLIOのDOCでは、灌漑は認められておらず、
15年前に、DOCで灌漑を認める議論にもなったようだが、
頭の固い一部生産者が、頑なに拒んだため、それっきりだそうです(笑)

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そして、近くにあるメルローの畑。メルローはこのSKERCEという畑と、カンティーナの傍に
もう一つ畑を持っていますが、このSKERCE(難しくて発音できません。)の畑は古い畑です。
樹齢平均40年のメルロ。
他の畑はグイヨ仕立てですが、ここは伝統的なドッピオ・カポヴォルト仕立て。

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来週から剪定を行うと言っていましたが、樹液は枝の先のほうに先に回るので、
枝の先端から葉が生えるとの事。
枝の断面を見ると。。。。

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樹液が垂れてきました。今年は葡萄が冬から目覚めるのも早いようです。

同じ畑の中に・・・
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樹齢が古いのは分かりますが、ちょっと形が変じゃない!?
これは、プロパジネという元の木の枝を土に埋めてそこにさらに根を張らせて
新しい樹にする。という方式らしいです。
この樹はフィロキセラにもやられなかったとのことで、これまた驚きです。

テルチッチでは、このような0.5ha程度の畑を15箇所くらい所有しており、
各畑でそれぞれの条件にあった品種を栽培しています。


さて、お次はカンティーナを簡単にご紹介します。

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2005年に建てた新しいカンティーナです。
コンパクトなサイズのカンティーナですが、清潔で機能的に作られています。

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マティアジュ氏の後にあるダクトはスカンビアトーレという機械で
収穫した葡萄を冷却するためのものだそうです。
2層になっている管の外側を冷媒が。内側を葡萄が通るそうです。
収穫時の22℃~23℃から10℃まで冷却するとか。


その後、葡萄は地下のプレス機に、パイプを通して下ろされます。
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1回に3.5tの葡萄を1気圧以下でソフトプレスします。

その後、ステンレスタンクに移し、8℃まで温度を下げ、1日落ち着かせ、
不純物を除いてから、発酵用のタンクに移す。
勿論、醗酵のタンクも完全に温度管理の出来る物を使います。

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タンクの数もこれで全て。

基本、テルチッチの白ワインは、ステンレスのみで作られます。
アルコール発酵後の状態を見て、マロラクティック醗酵が必要かどうかを決定するそうです。

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バリカイアに至っては、樽掛けの白を全てボトリングした後、という事もあり、
メルローの入っているこれだけの数しか在りませんでした。

本当に、清潔でコンパクトにまとまっている、カンティーナの見本のようなところでした。
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  1. 2011/05/24(火) 18:46:29|
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