ALTOLIVELLO スタッフBLOG

イタリアワイン専門インポーターALTOLIVELLOスタッフの日々の日常を綴るBLOGです。皆様に美味しいイタリアワインを飲んでいただく機会を増やすべく、日々営業中!

新ワイナリー紹介 MASSIMO ALESSANDRI リグーリア州 ランツォ

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4月末から新しいワイナリーの扱いが始まりました。
リグーリア州西部リヴィエラ リグレ ディ ポネンテDOPのエリアに在る
超小規模ワイナリー マッシモ=アレッサンドリです。
昨年の夏に訪問して、かなり感動を覚え、細部の調整をクリアして
晴れて本格輸入となりました。
昨年の訪問時の写真とともに、ご案内していきたいと思います。


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RISTORANTE  Il Pernambucco
インぺリア県の港町アルベンガに在る老舗のレストランなのですが、
このレストランこそ、マッシモ=アレッサンドリの起源です。
45年の歴史を持つこのリストランテのオーナーがALESSANDRI家です。

訪問は夕方になってしまったので、当日はこちらのレストランで夕食兼試飲。
なのですが、とにかくこちらのレストランのお料理が素晴らしすぎたのです。


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ホタルイカとトロンボーンズッキーニの前菜。

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エビと夏野菜の冷菜

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ホタテとサマートリュフの温菜 生姜のペースト

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ムール貝のトマトソース

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まさに本場のジェノヴェーゼ

もともと港町なので、新鮮な魚介が売りのお店なのですが、自家菜園で取れる
野菜がお皿に彩りを与えています。
すごく繊細で、旨味を感じるお皿たち。


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そして、こちらが、このファミリーが作るワイン。
MASSIMO ALESSANDRIのラインナップです。

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こちらが、オーナーファミリーです。
左のお父さんが、Il Pernambuccoの現オーナーのルチアーノ。
右のお兄ちゃんがルチアーノの息子であり、ワイナリーMASSIMO ALESSANDRIの
代表であるマッシモです。そして中央がマッシモの奥さんであり、彼女が上の素晴らしいお皿を
作り上げるIl Pernambuccoの女性シェフです。
日本料理も大好きで、独学でいろいろ日本のことも勉強しているとか。

ワインはトータルで30,000~35,000本の生産。アイテム数は結構多いので、
いかに各ワインの生産量が少ないかがわかります。
メインはやはりピガート種。

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ステンレスで仕上げたベースのCOSTA DE VIGNEと
樹齢の高い畑の葡萄のみをトノーで熟成させたCOSTA DE VIGNE “VIGNE VEGGIE”
というキュヴェの2種類があります。
ベースのCOSTA DE VIGNEは、ミネラルとやや柑橘の感じられる酸味。そして
中程度の厚みをもつ、まさに夏向けのワイン。
一方、樹齢の高いVIGNE VEGGIE(VIGNE VECCHIEが訛ったもの)は
厚みと凝縮、そして上品な硬質感が高次元でまとまっています。

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そしてこちらが、個性的な白ワイン VIORUS
フランス・ローヌに親戚がいて、苗木も取り寄せたという
ヴィオニエとルーサンヌから作られる、こちらもトノー熟成の白。
厚みが非常に上品なワインで、イタリアではほかのワインには例えられないかもしれません。
しかし、こちらは良年のみ2000本ほどのボトリングだとか。

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そして、こちらも近年始めたというロゼワイン
ROSATO COSTA DE VIGNE
メルロ100%で作られる酸の張りのあるロゼです。このロゼも合格!!

ワインのクオリティ、非常に高いです。
やはり、酸の高さとミネラルは、良い白やロゼを作るなぁ~。と、関心。
でも、赤ワインは??
という話になりますよね。ご心配なく。

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こちら GRANACCIA COSTA DE VIGNE
ん?
グ・・グラナッチャ??
そうなんです、これもこのエリアの訛りで。
フランスでいうところのグルナッシュ。
スペインでいうところのガルナッチャ。
サルデーニャでいうところのカンノナウですね!
シンプルにステンレスで仕上げているのですが、熟した果実とバランスの良いタンニンの
食中種として最適なワインです。

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そして、ワイナリーのフラッグシップ的なワインが、
LIGUSTICO COSTE DE VIGNE
グラナッチャとシラーをトノーで熟成させています。
少しジャミーな印象と、しっかりしたタンニンは、南仏の上級ワインのイメージに
近いのかもしれません。とにかく美味しいワインです。

テイスティング名目の、素晴らしいCENAを終えて、この晩はアルベンガの宿に一泊。
翌日、いよいよMASSIMO ALESSANDRIの畑があるRANZOに向かいます。
アルベンガから車で10分もすると、急カーブの坂道の連続になります。
車酔いするのではないか。くらいの道のりを40分ほど走ると、RANZOという集落へ。
ここがMASSIMO ALESSANDRIの畑がある地域です。
さっきまで港町の景色を眺めていたのに、急にこんな景色がひろがります!!

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出ました!リグーリアといえば、この段々畑!

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茶畑ではありません。れっきとした葡萄畑です。

このRANZOの地域は、LIVIERA LIGURE DI PONETE(リグーリア沿岸の西部の意味)
の中心的なエリアCOSTA DE VIGNEに位置しますが、
そもそも生産量の少ないリグーリア州にあって、トスカーナ寄りの
COLLI DI LUNIのDOPに比べると、明らかに生産者が少ないそうで,
現在PONENTEのDOPエリアに在るワイナリーは40軒ほど。
RANZOのエリアにも全盛期は300haの葡萄畑があったそうですが、
栽培効率の悪さから、オリーブ畑に替えられたところも多く、現在では
30haほどに減ってしまったそうです。

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海抜は一番高い場所で450m
フランスへ伸びるVALLE AROSCIA という谷が有り、その斜面に沿って、段々畑が作られます。
ボーカとシロッコが交わる場所で、寒暖差はかなり大きいそうです。
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土壌は鉄分を多く含む粘土と石、そして石英を含む土壌。
そしてなんとここは酸性土壌だそうです。

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この細かい区画に
PIGATO
GRANACCIA
SYRAH
ROSSESE
が分けて植えられています。一つの区画は0.5haほどの畑ですが、
トータルで6haほどの畑を現在は所有しています。
もともとはMASSIMOのお爺さんが所有していた0.5haのピガートから
始めた葡萄栽培ですが、20年かけて少しずつ取り組んできました。

特に黒ブドウのガルナッチャとシラーをランツォの地域に植えたのは
彼らが初めてだそうで、
ローヌに居る親戚からいろいろとアドバイスも受けながら
チャレンジしています。
ワインを飲む限りは、大成功なのではないでしょうか。

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畑からすぐの場所にあるカンティーナ。
ワイナリーの規模にふさわしい、非常にコンパクトな作りです。
温度管理可能なステンレスタンク。
そして数樽のトノー樽。
とにかく、葡萄を参加させないように細心の注意を払い、
畑で最高の状態で収穫した葡萄の価値を落とさないように醸す。
シンプルであたりまえだけど難しい事を全力でこなします。

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もともと自分のレストラン「Il Pernambucco」で提供するために作り始めたワイン。
現在でも半分は自社消費のようです。
ただ、このクオリティのものを、世界が放っておくわけないですよね。。。
と思いきや、現在のクライアントはまだイタリア国内のみ。だそうで、
なんと、今回ALTOLIVELLOへの出荷が、記念すべき輸出第一号となりました。
これから、ワイナリーとともに、さらなる品質向上を目指して、日本のパートナーとして
一緒にALESSANDRIファミリーを盛り上げていきたいと思います。
存在感たっぷりのPIGATO&GRANACCIA。
後悔はさせませんので、ぜひ一度お試しになってください。
※如何せん、生産量が極少のため、万一品切れの際はご容赦ください。

業務用オファーはこちらから
http://www.altolivello.jp/pdf/MassimoAlessandri201504.pdf
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  1. 2015/05/02(土) 23:09:17|
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