ALTOLIVELLO スタッフBLOG

イタリアワイン専門インポーターALTOLIVELLOスタッフの日々の日常を綴るBLOGです。皆様に美味しいイタリアワインを飲んでいただく機会を増やすべく、日々営業中!

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ワイナリー訪問記 vol.7 TERCIC MATIJAZ-4

テルチッチの最後は、やはりテイスティング。
カンティーナではなく、近くのトラットリアに
「持ち込み」をして、ランチを兼ねてテイスティングしました。

IMG_4838.jpg
天気も良かったので、テラスでテイスティング。

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今年リリースの11種類と、昨年リリースのメルロ2007

RIBOLLA GIALLA 2009
CHARDONNAY 2009
VINO DEGLI ORTI 2009
FRIULANO 2009
PINOT GRIGIO 2009
PINOT BIANCO 2009
SAUVIGNON 2009
DAR PINOT GRIGIO 2009
PLANTA CHARDONNAY 2009
SCHEMEN SAUVIGNON 2009
MERLOT 2007
SEME MERLOT 2008

白は全て2009ヴィンテージ。
バランスの良さが特徴で、どのワインも品種の特性が良く出ています。

どれも美味しいですが、
リボッラ・ジャッラ
ヴィーノデッリオルティ
ピノ・ビアンコ
プラス・・・
クリュ3種類に2重円がついております。

そして、唯一の赤ワインメルローは2008の収穫が良かったため、
全てクリュのSEMEとしてリリースされます。


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エレガントでいながら、力強さも備わった、無敵なワインです(笑)

今から秋のワインの到着が楽しみですね。

ランチにいただいたお料理も写真で。。。

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山の幸がシンプルに調理されて、テルチッチワインとも最高に合いました。

テルチッチのワイン、輸入を始めて1年半が経ち、日本でも少しずつ軌道に乗り始めております。
低価格化が進む、現在のワイン界において、決して安価なワインとは言えないかもしれませんが、
フリウリの中でも最高の条件が揃うCOLLIOという地域で、
生活全てを葡萄に捧げ造られる少量のワイン達。
1本1本から、マティアズ氏の情熱と優しさが伝わってくる素晴らしいワイナリーだと、
改めて実感いたしました。
週末のちょっとした贅沢に、皆さんもTERCIC、如何ですか?


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  1. 2011/06/03(金) 22:52:14|
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ワイナリー訪問記 vol.6 TERCIC MATIJAZ-3

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再び国境を越えてイタリアへ戻ります。

移動中の車で、ご近所のJoskoさんの畑を通ったら、あの有名なJoskoさんが
畑に出ておられました。カンティーナの庭に、本当に壷が埋まっていましたよ・・・

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さて、こちらの畑はピノ・グリージョの畑。ここは0.5ha程しかないですが、
ピノ・グリージョは他にも数箇所に植えられているそうです。
テルチッチが持つピノ・グリージョの畑の中では最も条件が良いとの事で、
ポンカと粘土が半分ずつくらいの割合で混ざっているとの事。
もちろん、一番条件の良い畑なので、2008年からリリースされた
ピノ・グリージョのクリュ「DAR」には、この畑の葡萄が使われます。

IMG_4817.jpg
もともと祖父の代からの畑で、80年代に植えた樹齢の高い樹が多いことも、好条件の一つ。
ただし、現在の低収穫型とは違う部分も多く、畑の改良では苦労したそうです。
この土地は、ポンカと粘土のおかげで、保水が高く、暑い夏でも問題は無いそうですが、
標高の高い場所になると、粘土が少なく、水はけも良くなるので、灌漑が無いと、
最近の暑い夏は厳しいとか。。。

そもそも、COLLIOのDOCでは、灌漑は認められておらず、
15年前に、DOCで灌漑を認める議論にもなったようだが、
頭の固い一部生産者が、頑なに拒んだため、それっきりだそうです(笑)

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そして、近くにあるメルローの畑。メルローはこのSKERCEという畑と、カンティーナの傍に
もう一つ畑を持っていますが、このSKERCE(難しくて発音できません。)の畑は古い畑です。
樹齢平均40年のメルロ。
他の畑はグイヨ仕立てですが、ここは伝統的なドッピオ・カポヴォルト仕立て。

IMG_4820_20110524152537.jpg
来週から剪定を行うと言っていましたが、樹液は枝の先のほうに先に回るので、
枝の先端から葉が生えるとの事。
枝の断面を見ると。。。。

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樹液が垂れてきました。今年は葡萄が冬から目覚めるのも早いようです。

同じ畑の中に・・・
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樹齢が古いのは分かりますが、ちょっと形が変じゃない!?
これは、プロパジネという元の木の枝を土に埋めてそこにさらに根を張らせて
新しい樹にする。という方式らしいです。
この樹はフィロキセラにもやられなかったとのことで、これまた驚きです。

テルチッチでは、このような0.5ha程度の畑を15箇所くらい所有しており、
各畑でそれぞれの条件にあった品種を栽培しています。


さて、お次はカンティーナを簡単にご紹介します。

IMG_4856_20110524172631.jpg
2005年に建てた新しいカンティーナです。
コンパクトなサイズのカンティーナですが、清潔で機能的に作られています。

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マティアジュ氏の後にあるダクトはスカンビアトーレという機械で
収穫した葡萄を冷却するためのものだそうです。
2層になっている管の外側を冷媒が。内側を葡萄が通るそうです。
収穫時の22℃~23℃から10℃まで冷却するとか。


その後、葡萄は地下のプレス機に、パイプを通して下ろされます。
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1回に3.5tの葡萄を1気圧以下でソフトプレスします。

その後、ステンレスタンクに移し、8℃まで温度を下げ、1日落ち着かせ、
不純物を除いてから、発酵用のタンクに移す。
勿論、醗酵のタンクも完全に温度管理の出来る物を使います。

IMG_4847.jpg
タンクの数もこれで全て。

基本、テルチッチの白ワインは、ステンレスのみで作られます。
アルコール発酵後の状態を見て、マロラクティック醗酵が必要かどうかを決定するそうです。

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バリカイアに至っては、樽掛けの白を全てボトリングした後、という事もあり、
メルローの入っているこれだけの数しか在りませんでした。

本当に、清潔でコンパクトにまとまっている、カンティーナの見本のようなところでした。
  1. 2011/05/24(火) 18:46:29|
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ワイナリー訪問記 vol.3

今日もディステーザの続きを。。。

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こちらの樽は、今まで出てきたものよりも小さめですね。そう、225リットルのフレンチバリックです。
ディステーザで唯一造られるロッソが、
サンジョヴェーゼ、モンテプルチアーノ、カベルネの3種から造られる「MARCHE ROSSO NOCENZIO」です。
「なにもヴェルディッキオの名産地で赤ワインを造らなくても良いんじゃないの?旦那!」
という声もチラホラ頂きますが、ディステーザがロッソを造るのには理由があるのです。

もともとこのクプラモンターナというエリアは、黒葡萄の栽培も盛んで、特にモンテプルチアーノ、
サンジョヴェーゼは随分植えられていたそうです。
ところが、1960年代にヴェルディッキオがDOCに認定されると、みんな挙って黒葡萄を、
ヴェルディッキオに植え替えて行ったそうです。なぜなら、ヴェルディッキオのほうが、高く売れるから。
ヴェルディッキオのDOC認定前は、40%ほど植えられていた黒葡萄が、あっという間に10%程に
減ってしまったそうです。
もともと、このエリアの赤ワインはパワフル系のワインではなく、寒暖差を活かした酸の高い
赤ワインだったため、80年代90年代の世界的なパワフルワインのブーム下では見向きもされず。
それに対して、海側で造られるパワフルなロッソ・コーネロが人気を集めたとか。

それでも、コッラード氏は
「非常に繊細で長熟な赤ワインを造るポテンシャルがある土地なのだから、赤ワインを造るのは当然。」
と言い切ります。
そして、年々ワインもコッラード氏の好みに近付いているようです。

3種類の葡萄は別々に収穫され、NURと同じ縦型バリックでマセラシオンを行います。
サンジョヴェーゼで10日間。カベルネとモンテプルチアーノは2~3週間。
この後、品種ごとにバリックで醗酵を行います。
さらに熟成も最低1年間はこのバリックで行い、3種類をブレンドし、
ステンレスタンクで落ち着かせ、澱を下に落として、ボトリングします。
このワインは、フィルタリングは行いません。

最近、赤ワインの造りがきれいになったのですが。。。
とある秘密兵器の役割が大きいようです。


IMG_4488.jpg
じゃーん!

えっ!!

「この新兵器、マセラシオンのときに葡萄の果皮が上部に上ってくるのを防いでくれるので、
クリーンな味わいになるのさ!」
と、コッラード氏。

な・なるほど。。。。

しかし、確かに試飲した2009は、非常にクリーンな味わいになっておりました。


素晴らしい!

nocenzio.jpg
NOCENZIO MARCHE ROSSO



最後に。。。
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これが、あのワインの入っている樽です。

SOLERA 99 PASSITO


シェリーのソレラシステムのように縦に樽が積んであると思っていた皆様、ごめんなさい。
横並び3樽のみ。です。
中央の樽が一番古いワイン、左がその次に古いワインで、右は新しいワインだそうです。
良年のみ、遅摘みした葡萄を1月まで屋根裏で陰干しして、プレスします。僅か100リットルのモストしか
出ないそうですが、それをステンレスタンクで醗酵。
その後、このソレラ樽の一番若い所に入れます。
ボトリングの時には、一番熟成した樽からのみ入れるのではなく、3樽から少しずつ
ワインを取り、さらに、醗酵時のタンクから樽に入れていないワインもブレンドするそうです。
そんなこんなで、辛いようで甘い。熟成していそうでフレッシュさもある、
あの不思議なパッシートの味になるのですね。

面白いです!
99sml.jpg


さて、カンティーナ見学の後は、試飲をかねて近くのトラットリアへお食事に行きました。

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RISTORANTE DA ROSINA

試飲したワイン

○TERRE SILVATE 2010
○GLI EREMI 2009
●NOCENZIO 2009

どのワインもまだ閉じ気味ですが、果実味豊富でクリーンな印象です。
年々綺麗な造りになって行って嬉しい限り。
“自然派”を良い事に、“雑味の多いワイン”はやはりどうも好きになれませんのでね。

お料理は・・・
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お~!
久々にダイナミック!イタリア!
を感じました。素晴らしかったです!特にパスタ。

ディステーザの畑、カンティーナを訪れて、もともとイタリア人が生活の一部としてワインを
造っていたという雰囲気を肌で感じた気がしました。
現在のワイナリーは、畑も数十ha、カンティーナも近代的。なところが殆どですので、
改めて「葡萄酒」作りの原点を見れたような気がします。
そして、コッラード氏には、「この設備で、良くこれだけの品質のワインを作れるなぁ!」
と、関心です。
田舎の小さくて古いカンティーナだから、味も田舎っぽくて古臭い。。。
ではなく。。。
田舎の小さいカンティーナなのに、国際的に評価されるワインを作り出す。
ん~。
格好良いではないですか。
ウチも、頑張って彼のワインを広めていかなけれないけません!

皆さんも。ね!
  1. 2011/04/23(土) 17:57:23|
  2. 輸入
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ワイナリー訪問記 vol.2

ご期待に応えるべく、、続けますよ~!

IMG_4485.jpg
こちらが、ディステーザのカンティーナです。随分と古風な建物。
辛うじて、プレス機は導入されていますね。

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こちらが、ヴェルディッキオのリゼルヴァ「リ・エレミ」の樽です。
こちらのワインはテッレ・シルヴァーテと違い、
醗酵の段階から、1000リットルのトノーで行います。
また、エレミは葡萄の収穫を3回に分けて行います。
初めの収穫の葡萄は高い酸をもたらし。。。
2度目の収穫の葡萄は柔らかさとワインの太さを造り。。
最後の収穫の葡萄は、遅摘のニュアンス、凝縮感を与えるそうです。
樽の中で醗酵後、12ヶ月間バトナージュ(攪拌)を行い、
さらに、ステンレスタンクに移し、6ヶ月以上落ち着かせてから
瓶詰めされます。

IMG_1157_convert_20081125120106_20110422195230.jpg

リゼルヴァのエレミは、とにかく厚みがあって、高級白ワインとしての要素
例えば。。。

香り

ミネラル
果実味
余韻の長さ・・・・・
などなどの要素が詰まっているワインだと思います。
このワイナリーのワインの中では一番の「優等生タイプ」です。
名づけて「ディステーザの学級委員長」


それでは、この先は学級委員長の手を焼かせる個性派君の登場です。

IMG_4489-2.jpg
この樽、何だと思いますか~??
ん~、バリックですよね。そうです。
何に使うかと言うと、ヌル マルケビアンコのマセラシオン(醸し)に使う樽なのです。

ヌルは・・・・
収穫の良い年にだけ少量作られるのですが、
トレッビアーノ/マルヴァジア/ヴェルディッキオの3種をブレンドして造られます。

トレッビアーノとマルヴァジアは一緒にマセラシオンを10日間行います。
IMG_4503.jpg
イメージとしてはこんな感じで。。。

ヴェルディッキオも同様に数日短いそうですが、マセラシオンをして、
700リットルのトノーに移します。

IMG_4501.jpg
こちらも当然自然酵母での醗酵。醗酵時にはSO2は使用しません。
ボトリング時に醗酵時に自然に生まれるものを含めて35mg/l 程度になるように若干添加します。
醗酵後、この樽で最低1年間。この2009年は1年半くらい入っている事に
なりますが。。。(笑)

IMG_4511.jpg
樽から試飲してみましょう!
酸の張りがすごい!
パイナップルを口に入れたような感じですね。
ボトリングされたものよりも、かなりシャープな印象。
2009ビンテージ、良いじゃないですか!

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最後まで行くかと思ったが、意外と掛かりますね。。
というわけで、さらに続く。。。
  1. 2011/04/22(金) 20:40:28|
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ワイナリー訪問記 vol.1

ミュンヘンで半日ロスをしましたが、イタリア到着後
合流した「闘うワイン商ご夫妻」と、マルケ州へ。
クプラモンターナにある、LA DISTESAを訪問です。
このワイナリー、おそらく弊社扱いのワイナリーの中で最も個性的。
万人受けはしないかもしれませんが、造り手の気持ちが凄くワインに
現れているワイナリーです。

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東のアドリア海まで35km、西にはアペニン山脈モンテ・サン・ヴィチーノ(標高1450m)がそびえます。
メインの畑の有るサン・ミケーレという集落は標高380m。夏でも1日の寒暖差が大きく、葡萄栽培には
最良のコンディションと言えます。
オーナーのコッラード氏の祖父が、生前ここでワイン造りをしていたのだが、
1974年に亡くなってからは土地を人に貸していたとのこと。
コッラード氏は経済学部卒業後、ミラノで銀行マンをしていましたが、定年退職した父と、
興味本位でワイン造りを始めました。
やがてワイン造りにのめり込んだコッラード氏は2000年にLa Distesaを設立。
有機栽培による葡萄栽培もこの時期からスタートします。

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住居とアグリツーリズモ。昔の農家の家を改装して使っています。

IMG_4471.jpg
サン・ミケーレに有るメインの畑、といっても僅か2.5haほど。
ここにヴァルディッキオ、カベルネ、サンジョヴェーゼ、トレッビアーノ、マルヴァジアが植えられます。
GLI EREMIに使うヴェルディッキオはこの畑の下のほうの0.5haの区画。
樹齢30年のものを使うそうです。
葡萄の列の間には、豆類を植えます。豆類の根が土を柔らかくしてくれ、粘土が固くなるのを
防いでくれるそうです。
6月頃には豆が伸びてくるので、それを抜いて、土に混ぜる。
豆類に窒素が多く含まれるからだそうです。

IMG_4476.jpg
3種類ほどの豆類の葉。


仕立てはコルドーネ・スベルナート。テッレ・シルヴァーテに使われるヴェルディッキオは
平均樹齢25年です。
有機栽培ですので、農薬は勿論使いませんが、ボルドー液(硫酸銅)といっても銅のみを薄めて
使うそうです。

IMG_4505.jpg
カンティーナも小規模なもので、非常にシンプルな造りです。
スーペリオーレのTERRE SILVATEは
収穫の3日前に、イーストを作るために全収穫量の10%を収穫。
茎のみを取り除き、皮と実をタンクに入れると、約72時間で醗酵が始まります。
本収穫の朝にモストとからカスを取り除き、醗酵タンクに移します。

残りの9割の葡萄は収穫後ソフトプレス。酸化防止のためにCO2と少量のSO2を添加。
一晩落ち着かせてから、醗酵が始まっている醗酵タンクに移します。
醗酵が終わったら、1週間に1回ほどバトナージュをします。6ヶ月ほど落ち着かせて、
清澄・フィルタリングをして、ボトリング。

btl-silvate_20110419211951.jpg

Verdicchio dei Castelli di Jesi Classico Superiore"TERRE SILVATE"

2005ビンテージから飲んできましたが、年々良くなっていきますね。
アプリコットや洋ナシの香りと、しっかりとしたミネラル感。
存在感の有るヴェルディッキオです!

ディステーザ報告、まだまだつづく・・・はず。
  1. 2011/04/19(火) 21:24:06|
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